プライバシーというものを巡る問題について考えてみれば

プライバシーを守るということは?

プライバシーを守る、保護するというのはどういうことなのでしょうか?たとえば、封書の内容は宛先人以外の誰にも見られてはならない(信書の秘密)、というのも、個人情報をみだりに開示してはならない、というのもプライバシーの保護に当たるわけです。また、家というものにも、単に居住するための場所ということ以外に、家族以外の他人の目からプライバシーを守るための場所、といった意味があるわけなのですね。もっとも、この点では住環境の度合いによって、住居のプライバシーが守られる度合いといったものは、かなり違ってくるわけなのですが。

集合住宅における住居のプライバシー

独立した一軒屋ではなく、アパートやマンションのような集合住宅である場合には、住居のプライバシーというものは、その建物の造りによって、それが守られる度合いがかなり違ってきます。たとえば、壁を隔てて隣の住人の話し声が筒抜けになっている、といったような造りの建物であれば、プライバシーはないに等しいことになります。また、アパートなどで炊事場が共同になっている、といったところでは、それだけプライバシーが守られる度合いが低い、と言えることになるわけなのですね。

集合住宅と音のプライバシーは深刻な問題

集合住宅の場合には、この住居のプライバシーというものが、時には深刻な問題となってしまう場合があります。よくあるのが騒音問題と言われるもので、音楽の音や楽器の音がうるさい、ということで住人どうしがトラブルになり、ついには殺人事件にまで発展してしまった、という場合すらあるからです。これは、音を出している住人にはそれが心地よいものであっても、それが嫌な住人にとっては我慢がならないものなので、それで両者の間でトラブルになってしまうのですが、結局はこれも、建物が住居のプライバシーを保てる造りになっていないからなのですね。もしも、防音・遮音が行き届いている造りの建物であれば、音を出してもそれが他の住人には聞こえないために、何らトラブルにはなりません。つまり、その防音性・遮音性のおかげて、お互いに「音のプライバシー」が守られている、ということになっているからなのです。

機密文書をシュレッダーにかけて処分するのも量が多いと手間とコストがかかります。委託業者を利用すると便利ですが、業者から漏洩するケースもあるので、機密の度合いに応じて処分方法を考えなくてはなりません。